日本遺産 太宰府
古代日本の「西の都」 〜東アジアとの交流拠点〜

ホームへ 構成文化財ページへ

08観世音寺公民館前(巻5-802)(右)(巻5-803)(左)

08観世音寺公民館前(巻5-802)(右)(巻5-803)(左)

拡大画像を見る

子等を思ふ歌(巻5-802)
   瓜食(は)めば 子ども思ほゆ
   栗食(は)めば まして偲ばゆ
   いづくより 来たりしものぞ
   まなかひに もとなかかりて 安欲しなさぬ
  反歌
   銀(しろがね)も 金も玉も 何せむに  まされる宝 子にしかめやも


 訳:子どもたちを思う歌
   瓜を食べれば、子どもを思いだす。栗を食べれば、いっそう偲ばれる。
   どこより来たものだろうか。(子どもの姿が)目の前にしきりにうつって、安眠ができない。
  反歌(応えて詠んだ歌)
   銀も金も宝玉も、いったい何になろうか。どんなに優れた宝も、子どもに及ぶものはない。

 作者: 山上憶良(やまのうえ の おくら)
 備考: 作者は、遣唐使の経験もある人物です。このとき筑前国の長官(守)でした。



携帯の戻るボタンで戻ってください

▲ページトップへ
ホーム画面へ

Copyright © 2016 太宰府市日本遺産活性化協議会.
<事務局太宰府市教育委員会文化財課>
All Rights Reserved.