日本遺産 太宰府
古代日本の「西の都」 〜東ｱｼﾞｱとの交流拠点〜

　大野城の南側の城壁に設けられた城門です。大宰府政庁から北へ、尾根筋を登った位置にあり、門扉を支えた礎石（唐居敷）が一つ残されています。
　遺跡調査は行われていませんが、原位置から動いているとみられ、現在の位置より少し上ったところを通る二重城壁の外側城壁にあった城門の礎石と推定されます。
　この城門道は、江戸時代の絵図に「此の道、昔の大道なり」と記され、「車路」などとも呼ばれており、かつて大宰府政庁と大野城を直接結ぶ重要路だったことを伝えています。

?　城門の近くには、倉庫跡（猫坂（ねこさか）礎石群）があります。